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Sir Sebastian
さて、2020年第1回目の投稿は、イギリスに帰る際に搭乗したANA国際線B777新機材の機内紹介です。
ANAは2019年8月2日より羽田-ロンドン線にB777-300ER型機の新機材を導入した。同社の上級クラスであるファーストクラス及びビジネスクラスの刷新は実に約10年ぶりになる。前述の2クラスはフルフラット可能な完全個室タイプのシートとなり、長時間のフライトでも疲れにくい仕様となっている。
シートのデザインは同社の空港ラウンジ(伊丹、福岡、那覇空港)のデザインを担当している隈研吾氏とイギリスのデザイン会社Acumenが監修している。因みに隈研吾氏は同時期に東京にある新国立競技場のデザインも担当している。
座席数はファーストクラス8席、ビジネスクラス64席、プレミアムエコノミー24席、エコノミークラス116席の計212席。
シートのデザインは同社の空港ラウンジ(伊丹、福岡、那覇空港)のデザインを担当している隈研吾氏とイギリスのデザイン会社Acumenが監修している。因みに隈研吾氏は同時期に東京にある新国立競技場のデザインも担当している。
座席数はファーストクラス8席、ビジネスクラス64席、プレミアムエコノミー24席、エコノミークラス116席の計212席。
ビジネスクラス The Room
シート配列:1-2-1の1列4席
シートピッチ:62
シート幅:21
シートピッチ:62
シート幅:21
シートメーカ:サフラン (フランス)
シートモニタ:24インチ4Kモニタ
今回のシートデザインで一番大きな変化があったのがビジネスクラス。ANAでは今まで長距離国際線のビジネスクラスではヘリンボーン配置と呼ばれる左右で前後の向きを互い違いに配置するシートレイアウトだったが、今回から前後の向きを列ごとに統一する配置となった。また、1-2-1の配列は従来と変わらないもののシートの幅が拡大した為、ファーストクラスとの居住空間の差が縮まった。
シートモニターは24インチ4Kモニターを採用しており、HDMIケーブルで繋ぐことでノートPCのモニタとして利用する事も可能だ。因みにシートモニターに4Kディスプレイを採用した事例は世界初となる。
プレミアムエコノミークラス
シート配列:2-4-2の1列8席
シートピッチ:38インチ
シート幅:19.3インチ
シート幅:19.3インチ
シートメーカ:ZIM (ドイツ)
シートモニタ:15.6インチ タッチパネル式液晶モニタ
プレミアムエコノミー及びエコノミークラスは近距離国際線向けB787-10にて採用実績のあるシートを使用している。一際目を引くのがシートモニターの大きさでプレミアムエコノミークラスが15.6インチ、エコノミークラスが13.3インチ(最前列を除く)と何方も世界最大の大きさである。
エコノミークラス
シート配列:3-4-3の1列10席及び2-4-2の1列8席
シートピッチ:34インチ
シート幅:16.5インチ
シート幅:16.5インチ
シートメーカ:レカロ(ドイツ)
シートモニタ:13.3インチ タッチパネル式液晶モニタ
ヘッドレスト
ヘッドレストは上下に移動可能な6-Wayタイプとなっており、左右が変形する事で頭部のホールド感を高めている。
オーディオ
ヘッドフォンを挿すためのオーディオソケットは各席の肘掛に設置している。一般的な3.5mmミニプラグの為、ANAの提供するヘッドホンの他、各自のヘッドフォンやイヤーフォンを使用可能だ。
シートモニタ、コントローラ
前席の背もたれに13.3インチモニターとエンタメ用のコントローラーを装備している。因みに、スマートフォンにANAの公式アプリを入れている人はWiFiをオンにした上でシートモニターに表示される接続コード(4桁)をアプリに入力する事でスマートフォンとシートモニターを接続する事ができる。その場合、各自のスマートフォンでシートモニターをコントロールする事が可能だ。
コンセント、USB
充電用のコンセント及びUSBソケットはテーブルとシートポケットの間にある。コンセントは海外のプラグタイプにも対応したユニバーサルタイプで電圧は110V、周波数は60Hzである。
機内食 (エコノミークラス)
食事の前にはメニューが配られる
羽田-ロンドン便では往路は2回の食事+1 回の軽食、復路は2回の食事が提供される。また、おつまみとドリンクのサービスがある。ドリンクサービスはアルコールも含めお代わりが自由で、お代わりをする際はギャレーに行くかコントローラーにあるボタンでCAを呼んでお願いする。
おつまみ
飛行機が離陸し巡航高度まで上がるとまず初めにおつまみとドリンクの提供がある。おつまみは往路復路共に煎餅とピーナッツが入った日本式の物である。
ランチ/ディナー
2019年12月 ロンドン→羽田便 和食メニュー
前菜:スモークサーモン、パスタサラダ、ミニパプリカピクルス、レモン、胡瓜のマリネ ディル風味
小鉢:金平牛蒡
麺:うどん
サラダ:ミックスリーフ、チェリートマト、イタリアンドレッシング
メイン:エボダイの照煮
ミネラルウォータ:320ml
デザート:バニラアイスクリーム
計748カロリー
2020年1月 羽田→ロンドン便 洋食メニュー
前菜:ヘルシーサラダ、ほぐし鶏、和風ジュレ、フレッシュハーブ
小鉢:中巻き、枝豆、春雨サラダ
サラダ:ミックスリーフ、イタリアンドレッシング
パン等:ブレッド、バター、クラッカー、クリームチーズ
メイン:赤ワインで煮込んだハッシュドビーフ
ミネラルウォータ:320ml
デザート:バニラアイスクリーム (ハーゲンダッツ)
計1054カロリー
軽食(往路のみ)
ツナブレッド
到着前のサービス
2019年12月 ロンドン→羽田便 和食メニュー
メイン:鮭幽庵焼き
デザート:フルーツ、カップケーキ (スゴク甘い)
スナック:シナモンデニッシュ
計587カロリー
2020年1月 羽田→ロンドン便 和食メニュー
メイン:紅鮭の彩りご飯
デザート:フルーツ、ヨーグルト
計490カロリー
おわりに
今回搭乗したエコノミークラスはシートの配置こそ一般的な配置でしたが、装備は外資系エアラインのプレミアムクラスに匹敵する充実した物となっていました。これらのサービスに慣れてしまうと旧式のシートでの長時間のフライトはさらに辛く感じてしまうかもしれません。
機内食も非常に美味しく、以前取り上げた某航空会社の食事と比較すると一般的な会社の社食とミシュラン1つ星レストランぐらいの差がありました。
以上、ANAのB777新機材搭乗レポートでした。
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