2020年1月3日金曜日

北風運用で着陸機を間近で撮影しよう! | 成田空港 東峰


成田空港、以前は関東唯一の国際空港として新東京国際空港の名で知られていた。羽田空港の国際線再開と共に一時は都心から距離がある立地故にその機能は衰退するとささやかれていた。
しかし、ここ数年のインバウンド人気と共に就航路線は国際線120路線、国内線24路線に増え、以前の様な活気が戻ってきている。

今回は数ある成田空港の撮影スポットの中からB滑走路にほど近い撮影スポットを紹介する。
成田空港には現在A滑走路とB滑走路の2つの滑走路があり、3本目となるC滑走路が建設中である。A、B両滑走路はほぼ南北に敷設されている為、南風と北風で運用が異なる。
基本的に冬場は北風運用、夏場は南風運用が多い。また、時間帯によって離着陸をAとBで完全に分ける事もある。


因みに成田空港の滑走路は磁北を0度とした場合の方位角340度方向から160度方向に伸びている。他の空港でも立地上の制約がない場合この様に磁北から僅かにずらして建設される事が多い。これには理由があり、飛行機が機首方位を滑走路方向に正対する場合、飛行方位計を用いるが、滑走路が真北の場合、機首が右に振れると0度から数字が上がっていき、左に振れると逆に360度から数字が下がっていく。即ち真北を境に左右で機首方位角が大きく異なる為、着陸時に混乱する原因となりかねない。その為、この様な配置となっている。

・東峰 (34R着陸)



ここはB滑走路の端34Rにある周囲を空港施設に囲まれた飛び地、成田抗争の末に出来た場所で周囲は高いフェンスで囲まれている。その為、伊丹空港の千里土手と同じ様な立地にあるものの、写真を撮る場所は非常に限られている。

因みに、ここはかつて成田抗争が激しかった場所の為、空港警察が定期的に巡回している。立入禁止区域ではないが、職質されることは覚悟の上で行った方が良い。誤っても空港施設や私有地に入らないように注意しよう。

ここで撮れる作品






まとめ


  • 昼順光
  • 焦点距離:50mm~80mm
  • トイレ、駐車場なし

アクセス


コミュニティーバスのバス停がある為、公共交通機関で来る事もできるが、本数が非常に少ない為、自家用車で来る人が多い。ただしその場合、歩道や車道、空港敷地内への駐車は禁じられている為、駐車をする場所には気をつけよう。




・成田空港外周の新スポット「成田空港温泉 空の湯」

公式サイト:成田空港温泉 空の湯 (※外部サイトに飛びます)


2019年12月18日成田空港外周に新たなスポットが誕生した。その名は「成田空港温泉 空の湯」。24時間営業の温浴施設で簡易宿泊施設やスポーツジム、食事処などを併設している。運営をJALUXの関係会社が行う為、JALのショッピングマイルを貯める事ができる。

アクセス


車:駐車場完備 (温泉利用者は無料)
無料シャトルバス:成田空港第2ターミナルより発着
鉄道:芝山鉄道「芝山千代田駅」徒歩3分


料金 (2020年1月現在)


大人:平日¥1,000(950)、休日¥1,200(1,100)、朝(5:00〜8:00)¥500
小学生:平日¥500(480)、休日¥600(550)、朝(5:00〜8:00)¥250

※1 ( )内は空会員価格
※2 深夜時間帯(0:00〜5:00)はホテル利用者を除き別途深夜料金¥1,500がかかるので注意

館内での支払いは全て下駄箱で靴を預けた際に貰う電子キーによって決済され、帰る際に自動精算機を通して精算を行う。精算を行わないと靴が取り出せない仕組みだ。


おわりに


成田空港は陸上に建設された空港の為、空港外周に数々の撮影スポットがある上、発着便数が多い事も魅力な空港だ。A380やB747といった大型機は以前ほど多くないものの日本国内ではココでしか見られない機体や航空会社を見る事ができる。
もし、休日の予定が決まっていないのであればドライブでお越しになってみては如何だろうか。


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