2019年12月20日金曜日

鉄道乗車レポート イギリス編 第1回 Class 387


鉄道発祥の国イギリス、その鉄道の今を伝えるこのコーナー。第一回は先日のケンブリッジ旅レポートで紹介したクラス387。今回は車両に焦点を当て装備品を詳しく紹介する。

諸元


車両タイプ:動力分散式近郊型電車
製造メーカ:ボンバルディア社
製造年:2014年
編成:4両1ユニット
最高速度:177 [km/h]
制御方式:IGBT素子VVVF制御インバータ
軌間:1,435[mm](標準軌)

車外表示器、車側灯



一段式三色LEDを車体両側面にそれぞれ1台配置。
車側灯も同様に車体両側面にそれぞれ1台配置。発光色はアンバー。LEDの上に拡散板を用いている為、LEDの粒感は少なくなっている。

車内インテリア



座席


欧州では一般的な集団見合配置の固定式クロスシート。一等席、二等席どちらも同じ座席を用いた2-2配置。床面には黒を基調としたカーペットが敷枯れている。

車内表示器



車端部に一段式三色LED表示器及び監視カメラ(CCTV)が車体と一体となるキセに覆われて配置。

監視カメラ(CCTV)



監視カメラは車端部以外に、車両中央の天井にも設置。

室内灯・読書灯



室内灯は蛍光色の直管形LEDがメタルスリットのカバー内に収まっている。
また、荷棚に読書灯が窓側席及び通路側席用に2灯ずつ設置されており、ランプ間にある物理式スイッチを使ってOn/Offを行う。

コンセント




窓側座席の壁面に英国で一般的なBFタイプのコンセントが1個ずつ設置されている。電圧は230Vの為、日本から持ってきた電子機器は対応電圧をチェックしよう。

総括


今回取り上げた列車は英国の一般的な近郊列車としてよく纏った設計であると言える。決して豪華な装備は無いが、乗車時間が1〜2時間程度であれば十分と言える。

また、当該車両に限らず近郊形車両は一等車と二等車が全く同じ座席を使用している事が度々あるので、もし一等車のチケットを購入する際は乗車する列車の車内サービスをチェックする事をオススメする。


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