2020年11月27日金曜日

絶好の捻り撮影ポイント | 百里基地 第3北門前


第3北門周辺では北風運用時の午前中に離陸する機体を順光で撮影することが出来る

百里基地施設のある飛行場東側一帯は西側と比べて撮影場所が限られている。今回紹介する撮影地は数少ない東側の撮影地の為、順光となる午前中は多くのカメラマンが訪れる。

飛行場の北東に位置する百里基地第3北門からコンビニエンスストアがある県道360号線のT字交差点までの一帯が撮影地となっている。因みに撮影地に「セブン-イレブン 小美玉下吉影店」がある為、撮影家の間では「セブン-イレブン前」とも呼ばれている。


セブン-イレブン 小美玉下吉影店


撮影の流れ(北風運用時)


このポイントでは撮りたい写真によって立ち位置が大きく異なってくる。

離陸直後の機体を横から撮りたい→「第3北門前~廃道


第3北門前

離陸後のひねりを撮りたい→「セブン-イレブン交差点~百里基地前バス停


セブン-イレブン前交差点(奥)~百里基地前バス停

ひねり撮影に挑戦!




自衛隊機は離陸すると直ぐにターンを開始して東へ針路を変える。ターンを行うタイミングは機種やパイロットによって異なるが、一般的に先述のT字路付近で行うことが多い。

セブンイレブンを背にして基地方向を向くと写真(上)の様に街路樹に阻まれて滑走路付近が見えない。従って離陸する機体は街路樹の下からいきなり現れる。その為、航空無線とエンジン音の双方に耳を立てる必要がある。


シャッタースピードが鍵!

ここでの撮影のポイントは高速で移動する被写体を如何にしてフレーム内に納めるかにある。如何に被写体が速いかを検証する為、1枚目の写真を0秒としてそれぞれの写真の撮影時間を示した。


0s

2s

4s

おわかりいただけただろうか。機体がひねり、主翼上面が撮れるのは約5秒間である。その為、カメラの連射機能を活かして撮影した方が撮りやすい。


ここで撮れる作品


F-4EJ改

F-2

スカイマーク B737-800 (JA73NX)

まとめ


  • 午前順光
  • 機体のひねりが撮影出来る
  • 焦点距離600mm~
  • シャッタースピード重視
  • 付近にコンビニエンスストア有


アクセス



路線バスのバス停があるが一日に1往復しかなく、公共の交通機関でのアクセスは不便な場所だ。コインパーキング等は無い為、近隣にある公園の駐車場を利用するか、駐停車が許可されている小道の脇に駐車する。駐車場所を探す際には以下の点に気を付けて欲しい。

※セブン-イレブンの駐車場は使用しない
※県道を含む大通りは駐停車禁止
※私有地、農地に勝手に駐車しない (地権者の許可を取る事)



百里基地ガイド



あとがき


今回は百里基地の撮影スポットの中から飛行場北東部に位置する有名スポットを紹介させて頂きました。撮影エリアが広い為、混雑していても自分のポジションを選べるのがこの場所の利点だ。ただし、付近に駐車出来るエリアが少ない為、時間に余裕をもって訪れる事を推奨する。


次回投稿予定日


2020年12月4日(金)


参考文献


  • 「全国空港ウォッチングガイド」出版社:イカロス出版、ISBN978-4-8022-0192-6


0 件のコメント:

コメントを投稿