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2021年4月9日金曜日

成田空港より春のお便り in 2021

 

成田空港は1年を通して様々な飛行機を撮る事が出来るが、春の成田は一味異なる

2000年代に入ってから成田空港と地元自治体は空港周辺の空港管理用地を公園として整備してきた。特に桜の植樹は率先して行われた為、現在では関東屈指の桜の名所となりつつある。



そして桜と並んで成田で有名な花は千葉県のシンボルでもある菜の花。一面が真っ黄色に覆われる姿は圧巻だ。今回はそんな春の訪れを感じさせるスポットを3つ紹介する。




1. グリーンポート・エコ・アグリパーク



以前、当ブログで紹介した成田空港が運営する自然公園。春になると一面菜の花で覆われたお花畑が出現する。





この公園はお花畑以外にも日本古来の里山を再現したエリアなど見どころが多く、散歩や散策にも持って来いのスポットだ。




グリーンポート・エコ・アグリパークの詳細は過去記事を参照↓


2. 芝山水辺の里



グリーンポート・エコ・アグリパークと敷地が繋がっている芝山水辺水辺の里は芝山町が管理する公園だ。A滑走路の延長線上に位置しており自然が豊かな為、春先に公園の草木が色づき始めるとプロアマ問わず多くのカメラマンが訪れる。ここで撮られた写真は度々雑誌に掲載されている事で知られている。






芝山水辺の里の詳細は過去記事を参照↓


3. 三里塚さくらの丘



成田空港でさくらの名所といえば、以前このブログでも紹介した「さくらの山(通称"山")」が有名だ。しかし、付近にもう一つ「さくら」の名を冠する公園がある。それが今回紹介する「三里塚さくらの丘公園」だ。

この公園が普段人気がない事には理由がある。この公園が位置するのはA滑走路の真ん中に近い場所でA滑走路着陸機の飛んでいる姿を見る事も撮影することも出来ない。何故なら、この場所は滑走路の中腹にある為、着陸機は既に滑走路に足をつけているからだ。



当然、ここで撮れる飛行機の写真は南風運用の離陸機のみとなる。進入角度が決まっている着陸と異なり離陸は飛行機や気象条件によって飛行経路がまちまちだ。その為、写真に収める事は難しい。

その上、桜を絡めるとなると撮影者の腕だけでなく運も必要になってくる。筆者は毎年の様にこの時期になると成田空港を訪れているが、満足を行くような写真はまだ撮れていない。





まとめ

飛行機と花を順光で撮るには...

  • 午前:芝山水辺の里
  • 午後:グリーンポート・エコ・アグリパーク、三里塚さくらの丘、さくらの山

あとがき



昨年に比べ、成田空港の離発着数は持ち直しつつある。しかし、その殆どは貨物便として運航されており、旅客便の再開の目途は依然立っていない。COVID-19パンデミックによって東京圏の空の玄関口は旅客は羽田、貨物は成田といった住み分けが一層進んでいるのも事実だ。


Fin  


2021年3月12日金曜日

展望デッキから赤の王国を眺める | 羽田空港 第1ターミナル

 

羽田空港第1ターミナルの展望デッキは第1ターミナルを発着するJAL系列の飛行機やA滑走路を離発着する機体を間近で見る事が出来る

第1ターミナルは羽田空港にある3つの旅客ターミナルの中で最も古い1993年開業のターミナルとなっている。しかし、段階的に建物内の改装を行っており、現在の展望デッキは2011年11月にリニューアルされた姿だ。


緊急事態宣言下の第1ターミナル
第2ターミナルと同様に人は疎らだ

第2ターミナルの展望デッキとの大きな違いは2階建構造になっている事だ。第1ターミナルはB1F〜RFまでの8層構造になっており、展望デッキは地上6FとRFに位置している。展望デッキの地上6F部分は南北に分かれており、中央には多目的ホール「ギャラクシーホール」や貸し会議室がある。


ターミナルビル中央の吹抜けはホテルのロビーの様な佇まい
以前は噴水が設置されていたが、現在は撤去されている

展望デッキのRF部分はエレベータやエスカレータが無いため、6Fの展望デッキから階段で上がる必要がある。建物の屋上にある為、非常に広い視野が確保されており、羽田空港全体を見渡す事が可能だ。


展望デッキ 6F

展望デッキ RF


撮影の手引き


第1ターミナルは西側を向いている為、午前中に順光となる。また、夕方になるとA滑走路の対岸に位置する第3ターミナル(旧国際線ターミナル)と夕日を絡めた写真を撮る事ができる。


1. 日本最高峰を入れて



天気が良く、空気が乾燥して気温が低い日は第3ターミナルの背後に富士山を望む事ができる。近年は東京の大気汚染も改善しているが、都心から富士山を見る事ができる日は限られている。東京都の観測によると1月が最も多く、雨が多く湿度が高い6月が最も少ない。

富士山が見える指標として天気予報の他に東京都が都庁ビルに設置しているライブカメラを利用すると便利だ。出発前に富士山がライブカメラに写っているかを確認すれば写真で撮れる確率が上がる。




2. A滑走路に着陸する機体を上から撮る



RFにある展望デッキは非常に高い位置にある為、A滑走路に着陸する飛行機を撮影すると、まるでヘリコプタやセスナから空撮した様な写真を撮る事ができる。





A滑走路を見渡すカフェで至福のひと時



2018年12月19日、羽田空港第1ターミナル5階に「THE HANEDA HOUSE」が開業した。施設の中には貸会議室やレストランが同居している。その中にはシアトル発祥で日本では一般となったスターバックスコーヒーも含まれている。

スターバックスは通常の店舗とは別に地域の特色似合わせた店舗を展開している。この店舗もその一つで窓際の席からはA滑走路と第3ターミナルを眺める事ができる。開業当時は常に満席で窓際席に座るのは至難の技だったが、現在では落ち着きを見せている。


THE HANEDA HOUSE エントランス

Regus express (レンタルオフィス)

スターバックス THE HANEDA HOUSE店


まとめ


  • 午前順光
  • 焦点距離(A滑走路離着陸機):200mm〜
  • 有料駐車場:あり
  • トイレ:あり
  • 飲食店:あり


あとがき



羽田空港の展望デッキはどのターミナルも新しい為、成田空港の展望デッキ等と比べ飛行機が見易い工夫が凝らされている。交通の便も良い為、時間があればカメラ片手に訪れて見ては如何だろうか?


次回投稿予定日


2021年3月26日(金)

今まで基本週1ペースで投稿をして参りましたが、今後私生活が忙しくなる事が予想されるため、今後は不定期配信としたいと考えております。ご理解の程、宜しくお願い致します。


参考文献&サイト


  • 「全国空港ウォッチングガイド」出版社:イカロス出版、ISBN978-4-8022-0192-6
  • 「ルーク・オザワのヒコーキ写真の撮り方」著:ルーク・オザワ、出版社:誠文堂新光社、ISBN978-4-416-71426


2021年3月5日金曜日

展望デッキから青の王国を眺める | 羽田空港 第2ターミナル


羽田空港第2ターミナルの展望デッキは第2ターミナルを発着するANA系列の飛行機やC滑走路を離発着する機体を間近で見る事が出来る

最も簡単に飛行機を撮る事が出来る場所はやはり空港の展望デッキだ。羽田空港には3つのターミナルすべてに展望デッキがあり、観光客や航空ファンでにぎわっている。因みに日本では殆どの空港に展望デッキが設けられているが、海外の空港では防犯上の観点からその数を減らしている。


緊急事態宣言下の第2ターミナル出発階
カウンタが一部休止中の為、奇妙なほどの静寂に包まれている

羽田空港第2ターミナルは中央が吹き抜けとなった地下1F~5Fまでの6層構造になっている。展望デッキは地上5Fにあり、中央のエレベータを用いればどのフロアからもアクセスが可能だ。



展望デッキは北側と南側に分かれており、中央に「FLIGHT DECK TOKYO」と呼ばれる屋内展望スペースがある。この展望スペースはカフェも併設されており、撮影の合間や飛行機の出発時間を待つ間に飛行機を眺めて過ごすことができる。


FLIGHT DECK TOKYO

展望デッキ(北側)


撮影の手引き


展望デッキは東側を向いている為、午前中は逆光、午後から順光となる。また、早朝に撮影を行えば朝日に照らされながら離陸する飛行機を写真に収める事が出来る。


1. 駐機場のワンシーンを切り取ろう



第2ターミナルは上から見ると凹の様な形をしている為、スポットに駐機している飛行機を撮りやすい環境にある。飛行前点検や荷物の搬入、プッシュバック、タキシングといった一連の流れを見る事が出来る。



2. ランドマークを入れた写真に挑戦しよう



第2ターミナル展望デッキのセールスポイントは何と言っても「東京スカイツリー」や「東京湾ゲートブリッジ」といった都心のランドマークを入れた写真を撮る事が出来る事だ。2015年までは夏季の季節になると展望デッキから東京湾大華火祭の花火も見る事が出来た。


・東京スカイツリー




・東京湾ゲートブリッジ




3. ワンポイントアドバイス


・エプロン照明灯のフレームインに注意!



駐機場での作業の視界確保の為に、エプロン灯と呼ばれる照明が駐機場にはいくつも立っている。第2ターミナルは展望デッキ前の駐機場が広いため、他のターミナルよりもエプロン灯が多くフレームインする可能性が高い。カメラ好きの間ではこう言った写真は串刺しと呼ばれている。

飛行機は鉄道の様にレールの上を飛ぶわけではないので、エプロン灯のフレームインを防ぐ事は出来ない。なので、自分の気に入った構図に飛行機が入ってくれる事を祈ることも多々ある。


・ワイヤフェンスの間隔に合わせたレンズ選びを!



第2ターミナル展望デッキはワイヤ式のフェンスを採用している為、通常の金網と比べ自由が利く分、撮影に向いている。しかし、大口径のレンズを利用する場合は視界の中にワイヤが入ってしまっていないか注意が必要となる。


開館時間


6:30~22:00


まとめ


  • 午後順光
  • 焦点距離(C滑走路離陸機):400mm~
  • 有料駐車場:あり
  • トイレ:あり
  • 飲食店:あり


あとがき


筆者が羽田空港を利用する際は必ず展望デッキに行って自分が搭乗する飛行機を眺める様にしている。特別な理由は無いが、自分がこれから乗る機材の来歴を知る事ができれば何気ない日常のフライトでも楽しさが増します。


次回投稿予定日


2021年3月12日(金)

「羽田空港 第1ターミナル 展望デッキ」


参考文献


  • 「全国空港ウォッチングガイド」出版社:イカロス出版、ISBN978-4-8022-0192-6
  • 「ルーク・オザワのヒコーキ写真の撮り方」著:ルーク・オザワ、出版社:誠文堂新光社、ISBN978-4-416-71426