ヴィクフォト Vehicle Photographer: 季節によって全く異なる装いを見せる自然公園

成田空港34Lエンドには成田空港が運営する公園「グリーンポートエコ・アグリパーク」がある。ここは元々、騒音対策の空港調整地だったが、2007年から公園として一般に開放するようになった。

公園内には散策道が巡らされており、日本の原風景である「里山」が再現されている。その為、犬の散歩やちょっとした散策をするにはうってつけの場所となっている。この場所一番の目玉は広々としたお花畑で、春には菜の花、夏～秋にはコスモスを見ることが出来る。

残念ながら、今年のコスモスは既に終わってしまったらしく、一面耕されていた。花の開花時期には花と飛行機を絡めた写真を撮ろうと各地から航空撮影家が訪れる。

撮影の流れ

撮影場所を探す
公園の敷地は広いため気に入ったアングルを探そう

東の空を確認
駐車場を背にして右手にある交差点上空から飛来する

飛行機に合わせてピントを合わせる
ミラーレス機の場合はAFの範囲が広いので不要

自分の欲しいアングルでシャッターを切る

Canon 6D MkII, EF24-70mm, 1/1000s, f9.0, ISO200

公園から道路を挟んでお隣には芝山町の第三セクター企業が運営する「空の駅風和里しばやま」がある。施設の中には地元の農産物直売所とレストランがあるので、撮影の合間に昼食や買い物ができるのが売りだ。航空科学博物館から寄贈された元電子航法研究所のビーチクラフトB99が目印だ。

無料駐車場あり

カーナビに目的地を入力する際に公園の名前がヒットしなかった場合は「空の駅風和里しばやま」で検索すればヒットするはずだ。ただし、駐車場は公園の方を利用するようにしよう。

公園の駐車場は2013年まで成田空港第2ターミナルで活躍していたシャトルシステムが目印だ。筆者も第2ターミナルのサテライトに移動する際にはこのシャトルを何度も利用していた。見た目は六甲ライナーの様な新交通システムに近いが、法律上は水平移動式エレベータである。

秋のコスモスと絡めたいと思いこの場所へ赴いたが、既にコスモスの姿はなかった。次に訪れる際は是非とも美しい花壇と飛行機の絡みを写真に残したいものだ。