2021年3月12日金曜日

展望デッキから赤の王国を眺める | 羽田空港 第1ターミナル

 

羽田空港第1ターミナルの展望デッキは第1ターミナルを発着するJAL系列の飛行機やA滑走路を離発着する機体を間近で見る事が出来る

第1ターミナルは羽田空港にある3つの旅客ターミナルの中で最も古い1993年開業のターミナルとなっている。しかし、段階的に建物内の改装を行っており、現在の展望デッキは2011年11月にリニューアルされた姿だ。


緊急事態宣言下の第1ターミナル
第2ターミナルと同様に人は疎らだ

第2ターミナルの展望デッキとの大きな違いは2階建構造になっている事だ。第1ターミナルはB1F〜RFまでの8層構造になっており、展望デッキは地上6FとRFに位置している。展望デッキの地上6F部分は南北に分かれており、中央には多目的ホール「ギャラクシーホール」や貸し会議室がある。


ターミナルビル中央の吹抜けはホテルのロビーの様な佇まい
以前は噴水が設置されていたが、現在は撤去されている

展望デッキのRF部分はエレベータやエスカレータが無いため、6Fの展望デッキから階段で上がる必要がある。建物の屋上にある為、非常に広い視野が確保されており、羽田空港全体を見渡す事が可能だ。


展望デッキ 6F

展望デッキ RF


撮影の手引き


第1ターミナルは西側を向いている為、午前中に順光となる。また、夕方になるとA滑走路の対岸に位置する第3ターミナル(旧国際線ターミナル)と夕日を絡めた写真を撮る事ができる。


1. 日本最高峰を入れて



天気が良く、空気が乾燥して気温が低い日は第3ターミナルの背後に富士山を望む事ができる。近年は東京の大気汚染も改善しているが、都心から富士山を見る事ができる日は限られている。東京都の観測によると1月が最も多く、雨が多く湿度が高い6月が最も少ない。

富士山が見える指標として天気予報の他に東京都が都庁ビルに設置しているライブカメラを利用すると便利だ。出発前に富士山がライブカメラに写っているかを確認すれば写真で撮れる確率が上がる。




2. A滑走路に着陸する機体を上から撮る



RFにある展望デッキは非常に高い位置にある為、A滑走路に着陸する飛行機を撮影すると、まるでヘリコプタやセスナから空撮した様な写真を撮る事ができる。





A滑走路を見渡すカフェで至福のひと時



2018年12月19日、羽田空港第1ターミナル5階に「THE HANEDA HOUSE」が開業した。施設の中には貸会議室やレストランが同居している。その中にはシアトル発祥で日本では一般となったスターバックスコーヒーも含まれている。

スターバックスは通常の店舗とは別に地域の特色似合わせた店舗を展開している。この店舗もその一つで窓際の席からはA滑走路と第3ターミナルを眺める事ができる。開業当時は常に満席で窓際席に座るのは至難の技だったが、現在では落ち着きを見せている。


THE HANEDA HOUSE エントランス

Regus express (レンタルオフィス)

スターバックス THE HANEDA HOUSE店


まとめ


  • 午前順光
  • 焦点距離(A滑走路離着陸機):200mm〜
  • 有料駐車場:あり
  • トイレ:あり
  • 飲食店:あり


あとがき



羽田空港の展望デッキはどのターミナルも新しい為、成田空港の展望デッキ等と比べ飛行機が見易い工夫が凝らされている。交通の便も良い為、時間があればカメラ片手に訪れて見ては如何だろうか?


次回投稿予定日


2021年3月26日(金)

今まで基本週1ペースで投稿をして参りましたが、今後私生活が忙しくなる事が予想されるため、今後は不定期配信としたいと考えております。ご理解の程、宜しくお願い致します。


参考文献&サイト


  • 「全国空港ウォッチングガイド」出版社:イカロス出版、ISBN978-4-8022-0192-6
  • 「ルーク・オザワのヒコーキ写真の撮り方」著:ルーク・オザワ、出版社:誠文堂新光社、ISBN978-4-416-71426


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