メルキュールホテル横須賀では客室から護衛艦や潜水艦、アメリカ海軍の艦艇が見える!
今回、紹介する撮影スポットは京急線の汐入駅にほど近い「メルキュールホテル横須賀」だ。
このホテルは元「横須賀プリンスホテル」として建てられた建物で、設計は東京都庁やフジテレビ本社ビル等を手掛けた建築界の巨匠「丹下健三」氏の設計だ。
灰色を基調として角ばった形状は東京都庁ビルに通じるものがある |
最大の特徴でもある20階建ての高層ビルからは、横須賀本港を一望する事が出来る。7階から16階は通常客室、17階は専用ラウンジ付デラックス客室、18階は宴会場、19階はレストラン、20階は催し物会場となっている。
今回、筆者は港側が見える「ベイビューオプション」を利用して16階の客室に泊まる機会を得たので、滞在記を紹介させていただきます。
客室
景色
夏場は条件次第で夕方になると海面に映る美しい夕焼けを眺める事が出来る。毎日見れる訳ではないので、滞在の際は日が沈んでから30分間は是非外の景色を眺めて欲しい。
艦船ウォッチング
海上自衛隊 吉倉桟橋とH1岸壁 |
- 海上自衛隊 護衛艦「いずも」
1次改装によって甲板上の表記やF-35Bの排気から電子機器を守る ブラスト・ディフレクター(金属製の盾)が追加された |
因みに日本のニュースでは固定翼機の運用能力付与を空母化と呼んでいるが、英語圏では空母はAircraft Carrierと呼ばれる為、ヘリコプター(回転翼機)しか運用出来ない現状でも空母と認識されている。Aircraft(航空機)は固定翼機や回転翼機、飛行船などの空を飛ぶ乗り物の総称であるからだ。
タグボート4隻により出港作業中の護衛艦「いずも」 |
偶然にも護衛艦「いずも」の出港シーンを見る事が出来たのでタイムプラス動画を作成致しました。窓際の椅子に座って出入港を眺める事が出来る事もこのホテルの魅力です。
- 海上自衛隊「おやしお」型潜水艦
豆知識
12号バースに停泊中の「ロナウド・レーガン(CVN-76)」 |
12号バースは右から1番目と2番目のクレーンの奥 |
全長が東京タワーとほぼ同じ332.9mもある巨体が利用できる岸壁は限られている。横須賀入港時に使用する12号バースは客室から見て右側に見える米軍基地施設の奥に存在する為、残念ながら全体を見通すことは出来ない。
空母「ロナウド・レーガン」に関しては過去記事を参照↓
朝食
また、ビュッフェスタイルの朝食の中には横須賀を母港とする海上自衛隊の護衛艦「ゆうぎり(DD-153)」のレシピを再現した特製カレーが含まれている。もし、朝食を頂く機会があれば、絶対に外せないメニューだ。
アクセス
京急本線「汐入駅」より徒歩3分
JR横須賀線「横須賀駅」より徒歩11分
有料駐車場あり
あとがき
COVID-19パンデミックの影響で人との接触が避けられる今日、空調の効いた快適な客室から優雅に艦船見学をしてみるのは如何だろうか。
公式ホームページ
メルキュールホテル横須賀
公式サイトより予約をするとアコーホテルグループのポイントが溜まります。次回利用する時に便利ですので、もし再度訪れるご予定がある場合は公式サイトからの申し込みがおススメです。
参考文献
- 「J Ships(2021年8月号 Vol.99) 護衛艦メカニズム図鑑」イカロス出版 雑誌:15167-08
- 「J Ships(2009年 Vol.37) 潜水艦入門」イカロス出版 雑誌:15167-09
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